nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

「演劇の聖地」#利賀そばの郷

10月に入り、急に肌寒くなって参りました。食欲の秋到来!と言いたいところですが、食料品は秋の値上げラッシュですね。

にゃんこと共に「清貧のすすめ」はすでに実行しておりまする…💦

さて、この時期楽しみな新蕎麦の季節。

先週の土曜日、五箇山(ごかやま)へ「ニャンニャンいなり」を買いに相倉集落へ行きました。前回の記事で五箇山富山県の南西端にある旧平村、旧上平村、旧利賀村を合わせた総称と書きました。今回は旧利賀村(とがむら)について少しお話させてください。

私たちが利賀村を知ったのは20年くらい前のTVドキュメンタリーですが「一度、蕎麦を食べに行きたい」と言いながら、土砂災害で通行止めになったりしてなかなか行けずにおりました。峡谷な地形で富山県内では唯一アクセスの困難な村(2004年の市町村合併により、現在は南砺市)と言われていたんですね。

ミステリーやサスペンスドラマがお好きな方なら船でしか行けない秘境「大牧温泉」と言ったほうがピン💡とくるかもしれません。

利賀おやき(うど、くるみ、黒胡麻、かぼちゃ、白胡麻

利賀村」は「世界演劇祭」を開催して国内外にその名を知られるようになりました。

写真はその「世界芸術村」です。離村や改築によって姿を消しつつあった合掌造り家屋を伝統的文化遺産として保存するするべく『合掌文化村』の整備を開始。

(1987年にカリフォルニア大学や富山県経済界の寄付で図書館として建設された八角形の建物)

1976年、SCOT主宰の鈴木忠志さんが早稲田小劇場の演劇の活動拠点を東京から利賀村に移しました。建築家の磯村新さん設計でギリシャ風の野外劇場が完成し、日本初の世界演劇祭「第1回利賀フェスティバル」(現在の名称はSCOTサマー・シーズン)が1982年に開催されたのです。それから毎年夏に開催。日本初の県立芸術公園として現在に至ります。

散策していると、建物を見学に来られた外国人の方たちとすれ違いました。こんな山奥に観光?きっと演劇関係の方々だったのでしょうね。

8月、9月のSCOTサマー・シーズンは今のご時世に入場料が観客ひとりひとりにお任せというシステムになっているそうです。驚きますね。

時を同じくして、村おこしの一環として蕎麦の栽培を開始。「そばの郷」としても知られるようになりました。私は手打ちそばのお店がたくさんあるのだと思っておりましたが現在営業しているのは2軒?(うまいもん館と味茶房とがとが)だけのようです。

「うまいもん館そば工房」で山かけ蕎麦(冷)とざる蕎麦

お蕎麦は十割の極細。富山県の手打ちはコシがあるのに細目ですね。あと絶品なのが

素麺南瓜のお漬物。これ特産品としてお土産にしてはどうですか?

 

富山県利賀芸術公園」に隣接するキャンプ場で今月の10月25日と26日に新そば祭りが行われるそうです。横浜と大阪の友人に声をかけましたら{行く!行く!」と即答。

利賀国際キャンプ場は百瀬川沿いに1987年7月にオープンしたキャンプ場です。シャワー室付の管理棟、炊事者2棟、トイレ、研修棟、100人が一度に集えるファイヤーサークルなどを備え、完成当時は国内最大級のオートキャンプサイトであったようです。

とても静かでのどかな場所です。新そば祭りの折には豪雨災害で休館していた天空秘湯の宿・天竺温泉の郷(2024年8月に日帰り温泉として再オープン)へも足をのばしてみたいと思います。

 

2020年、利賀村ジビエ料理 Cuisine regionale L’evo (キュイジーヌ・レジョナル・レヴォ)が移転オープンして、主人は元同僚たちと行ったことがあるのですが、レヴォはなかなか予約のとれないお店として有名ですね。オーナーさんは大阪出身のシェフ。こちらも旧利賀村の新名所になっています。

ジビエとはフランス語で狩猟で捕獲した鹿や猪など野生の獣や鳥の肉のことをいい、鹿・猪・雉を使ったお料理です。

 

▶演出家・鈴木忠志さんについて 

静岡県出身 早稲田大卒 SCOT(Suzuki Company of Toga)代表

情報誌「imidas2001」(集英社)の「20世紀を創った人々550」では、演劇の分野で、小山内薫(作家・演出家、築地小劇場創立者)、小林一三(阪急・東宝グループの創立者)、大谷竹次郎(松竹株式会社の創立者)、杉村春子(女優・文学座)、浅利慶太(演出家・元劇団四季代表)らと並んで6人のうちの1人に数えられ、「理論・実践・教育・組織運営における新しい演劇人の在り方を示す代表的な存在である」と評されている。

 ケンブリッジ大学が刊行している20世紀を主導した演出家・劇作家21人のシリーズに、メイエルホリド(ロシア)、ベルトルト・ブレヒト(ドイツ)、ロバート・ウィルソンアメリカ)、ピーター・ブルック(イギリス)、アリアーヌ・ムヌーシュキン(フランス)などと共にアジアの演劇人としてただ一人選ばれ、すでに『The Theatre of Suzuki Tadashi』として出版されている。

1996年 フランス政府より、フランス芸術文化勲章を受章。

2003年 国際スタニスラフスキー財団より、スタニスラフスキー賞を受賞。

2019年 国際演劇協会(国連教育科学文化機関(ユネスコ)の舞台芸術部門、本部・パリ)より、リュビーモフ賞を受賞。国際演劇評論家協会(国連教育科学文化機関(ユネスコ)に属する国際的舞台芸術評論家の協会、本部・パリ)より、世界で8人目にタリア賞を受賞。   Wikipediaより

富山県利賀芸術公園

場所:富山県南砺市利賀村上百瀬48

営業:4月1日~11月30日

SCOT SUMMER SEASON 2025.は8月22日(金)-9月14日(日)

▶利賀国際キャンプ場

場所:富山県南砺市利賀村上百瀬49

電話:070-2003-1761

営業:2025年は10月末まで

▶うまいもん館そば工房 (そば打ち体験施設)

場所:富山県南砺市利賀村坂上149

営業:11:00~17:00  木曜定休

電話:0763-68-2963