いつだったかTV「あの本読みました?」のゲストに(いよはら しん)さんが出演されていました。第172回直木賞候補に伊予原さんの『藍を継ぐ海』(新潮社)がノミネートされ、2回目のノミネートで2025年1月15日、みごと受賞を果たしました。その伊予原さんの小説に「宙わたる教室」があります。
(画像はAmazonからお借りしました)
先日からアマプラで少しずつ見ていたのがNHK制作のドラマ「宙わたる教室」(全10話)。ドラマでは東京を舞台にして作られていますが、原作は大阪の定時制高校に通う、年齢や抱える事情もさまざまな生徒たちが科学部を結成し、全国コンクールで優秀な成績を収め、「はやぶさ2」の基礎実験にも参加したという実話を基にして書かれた伊予原さんの感動小説です。教育が持つ本質的な価値とは何かを再認識させてくれる作品でした。
公立学校の教員のうち、精神疾患で休職している人の数が7000人を超えたというデータが文科省の調査で発表になりました。いじめを受けている子の保護者からのクレームに対応して心が折れてしまったというような事が原因のひとつにあるそうです。
「宙わたる教室」を見て感じたこと。
こんな先生たちが身近にいてくれたら、どんな生徒たちでも夢を諦めずに前へ進めるのね、そう思わせてくれるヒューマンドラマでした。生徒たちがその後の人生をどのように歩んだのか、スピンオフドラマが制作されることを願いたいです。
ドラマの中で全日制の生徒が定時制に通う生徒に問う場面があります。
「だいたい、今どきなんで定時制なんだよ。通信制とか他に色々あるじゃん」
「うん、……そうだな。なんでだろうな。たぶん、学校へ来るのが好きなんだよ」
このドラマ高視聴率だったようで私も雪かきの合間の休憩時に見ておりましたが、ぐいぐい惹きこまれました。
ぜひ、原作を読んでほしいです。
小説を読むのはちょっとめんどくさいという人にはこのドラマおすすめです!
伊予原新さんは小学生の頃に宇宙をテーマにした映画「スターウォーズ・ジェダイの復讐」を観てジョージ・ルーカスに憧れたそうです。大学で理系に進まれたのもそういういうものが影響しているのかもしれませんね。