nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

警察犬になれなかった犬

今週のお題#ペットを飼うこと

エピソード1

小さかったころ、実家では犬を飼っていました。父が犬好きで2匹いた記憶があります。1匹はシェパードで、もう1匹は柴犬。

わたしはおそらく4~5歳だったので自分よりも犬のほうが身体が大きくて、鎖に繋がれていたとしてもとても怖かった……ぼんやりとそんな記憶があります。

 

お隣のお家には犬と猫がいて、お隣が飼っていたのは真っ白い毛がふわふわのスピッツでした。でもその犬はやたらとキャンキャン啼く、無駄吠えをする犬だったようです。

そういえば最近ではあまりスピッツは見かけなくなりましたね。

AC

うちにいたシェパードは、血統はシェパードなのですが、適正訓練で不合格となった、警察犬になれなかった犬で、父はそれを払い下げてもらったと話してくれました。

子供だった私には何が適正で何が適正でないのかなんて知りませんでしたし、不合格になった理由もわかりませんでしたが、父の自慢の犬だったようです。

 

ある日、庭で子供たちだけで遊んでいると、お隣のスピッツが首輪についているロープを噛み切って、勢いよくこちらに向かって走ってきました。「うわぁー!!」みんな驚いて逃げ回るとキャンキャン吠えながら追いかけてくるのです。わたしたちは半泣きで、家の中に駆け込もうと必死で走りました。その時に、うちのシェパードがスピッツの前に立ちはだかり壁となってくれたのです。鎖に繋がれていたので動ける範囲は3mほどでしたが威嚇して守ってくれたのでした。

あまり大きくない犬は首輪にロープや麻ひものようなもので犬小屋につないでいるのが当たり前のような時代でしたから。

「警察犬にはなれなかったけれど、番犬としてはじゅうぶん優秀だ」

 

その犬が死んだときに、父はうちのお墓の敷地内の石灯籠の横に遺骨を埋め、目印に丸い大きめの石を置きました。私は先祖のお墓参りに行くといつも真っ先に犬のお墓にお線香をあげていたんですよ。

今ならペットは家族の一員という考えが浸透していますが、私が子供の頃は人間のお墓の敷地内に犬を葬るなんてとんでもないと祖父が大反対した時代だったのです。

スピッツSpitz)は、口吻がとがり、耳が立ったイヌの系統である。スピッツ(シュピッツ)とはドイツ語で「鋭利な、尖った」という意味である。国際畜犬連盟の犬の分類では、第5グループ「原始的な犬・スピッツ」に含まれる。日本語では特に日本スピッツを単に「スピッツ」と呼ぶことが多い。  wikiより

ジャーマン・シェパード(Deutscher Schäferhund German Shepherd Dog)は、ドイツ原産の犬種。「ドイツの牧羊犬」という意味であり、元来はドイツで牧羊犬として従事していた。日本国内ではドイツシェパード犬、シェパード犬、シェパードと呼称される。

性格は

牧羊犬として作出されたため、初対面の人がおやつをくれても食べない、安全とわかるまで近づかないなど警戒心が強い面があり、相手を簡単に信用しない一面があります。

しっかりと自信がつくと、そこに冷静さが加わり、大変落ち着きのある犬種となります。家族に対しては従順で愛情深く、飼い主さんのことをよく見ていて、指示を忠実に守ることを得意としています。  wikiより

先日、俳優のアランドロンさんが亡くなった時に、ペットを一緒に埋葬してほしいという遺言があったそうです。かわいがっていたペットを安楽死?させて一緒に、ということのようですが、これは動物保護団体からクレームが出て親族が犬を引き取って育てることになったとネットニュースで知りました。

私は、そのペットが天寿を全うしてから彼の墓地の横に遺骨を埋葬してあげたらよいのではないか、とそんなふうに思っています。

日本では仏教での考え方が根付いています。仏教には六道輪廻という考え方があります。六道輪廻によると人間以外の動物は「畜生」と呼ばれ、人間よりも卑しく、下等な存在として扱われます。仏教の考えで輪廻転生という生まれ変わりの思想がありますが、悪い行いをすると「畜生」に生まれ変わるとされています。
そのため動物であるペットとお墓に入ることは倫理上好ましくないとされます。また、宗教を信じていない人でも、人間の方が動物より上であると考える人や人間と動物が一緒の墓に入ることに強い抵抗を感じる人も多いでしょう。またペットとお墓に入りたい本人はよくても、既にお墓に納骨されている故人や後に同じお墓に入る子孫全員がペットとお墓に入りたいとは限りません。

 

ペットは法律上、愛玩動物として生きている間は「物」として扱われます。また、ペットが死んだ後、人とともに埋葬しようとするとペットの骨や遺体は副葬品として扱われます。死亡したペットを指す副葬品の取り扱いは墓地や霊園によって既定されたルールによって埋葬して良いかどうかが異なります。ペットブーム以前の墓地や霊園はペットをともに埋葬しない方針であることがほとんどです。

 

樹木葬墓地にはペットと共葬できる区画があるところがあります。自分とともにペットが自然に還ることを望む場合は樹木葬を選ぶこともできます。

 

 

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