今日のお話は猫さんの越冬です。
私の1日の始まり、朝はまず外猫のお世話から始まります。朝起きるとやかんのお湯を
沸かして沸騰するまでの間に猫缶とドライフードを8つに小分けして外猫、内猫、仔猫たちの朝ごはんの用意。
やかんたっぷりにお湯を沸かすのはコーヒーをいれるためじゃないんですよ。
外猫さんたちの湯タンポの準備なのです。
ガレージの奥にある餌やりの小屋は、キツネやハクビシンといった野生動物が出入りしないように猫がギリギリ通れるくらいの四角い入り口を扉につけた手作り猫ハウス。
冬の間、毛布やフリース、ペットヒーターをおいて暖をとってもらうのですが、ペットヒーターは基本的に室内用であるためポカポカにはならない温度設定なのです。
-20℃の厳しい冬を越すには、朝と夕方2回湯タンポを用意しなければなりません。
初代外猫ハッチくんを保護し11月~4月の雪解けまでの間、この6年間毎日続けてきたことです。
朝の気温は5時から6時台が一番冷え込みますので朝の5時と夕方5時に湯タンポのお湯を入れ替える作業をします。この6年間は冬に泊りがけで旅行をしたことがありません。旅行に行きたそうな主人を「仔猫の里親がみつかったらね」となだめつつ……。
「聞こえてるにゃ~。あたしたちはここで年越しでもかまわにゃいのよ」
ケージにつけたハンモック。気に入ってくれたみたい。
このエリアは山奥ですので毎年捨てに来るモラルのない人がいるんですよね。現在では外猫3匹がうちのガレージ奥で越冬してるんですよ。
ガレージは北北東を向いていますので、吹雪の日はたいへん。強風ですと風速30mくらいはあるのでしょうね。鉢植えが飛んだり、一輪車が転がったりするんです。猫ハウスの周りに雪囲いの合板をはる作業を主人とふたりでしました。
モーニングルーティン。
毎朝、外猫のために湯タンポのお湯沸かしをしているなんてきっと私くらいなもの。
猫たちが餌を食べたのを確認して器を片付けたら、朝7時。小さなケトルのお湯を沸かして主人と私の朝食作りが始まるのです。
ルーティン(routine)とは、英語で「日課」や「慣例」「お決まりの手順」などを意味します。 「いつも通る経路」などを意味するルート(route)が語源の言葉です。
「ルーティン」は「ルーチン」や「ルーティーン」と表記されることもありますが、英語「routine」のカタカナ表記がばらけているだけで意味の違いはありません。