nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

映画『おいしい給食 Final Battle 』

秋頃だったと思うのですが、経済ニュースで広島市の公立中学校の給食がすべて廃止(学校給食を提供する食堂運営会社が事業を停止した)というネット記事を読み、心が痛んだことがありました。物価高騰が原因です。

特にいま、不足しているのが卵や小麦粉、片栗粉といった揚げ物に使う粉類。10月にはハムやソーセージ、冷凍食品など4634品目が値上げされ、今年1年間では累計3万5000品目もの値上げになるのだそう。

昨年までは「昭和の給食と違い、今はとても豪華」と言われた学校給食がコストを抑えるために侘しくなっているとSNSで話題になっているそうです。

元々、学校給食って「困っている家庭の子もそうでない子も貧富に関係なく、栄養のある同じものを食べて健康な身体をつくりましょう」という趣旨で実施されてきたんじゃなかったのかな。

我が家も値上げにささやかな抵抗として卵を使わないお菓子づくりを選んだり、家では天婦羅や串カツは極力せず、揚げ物は外食するときだけと決めて生活するようになりました。

だって物価は上昇傾向にあっても物の値段が下がることはないですもの。

先日、ある方のブログを拝見したら記事の中にドラマ『おいしい給食』シリーズの話題があったのです。ネット検索してみたところ、映画もあるのですねぇ。知らなかった!

2019年にドラマシーズン1が放送されるやいなやハマる人が続出、劇場版第3弾が2024年公開予定という学園グルメのヒット作らしいですよ。

さっそく無料で観れる映画版『おいしい給食 Final Battle』観賞してみました。市原隼人さんが主演で熱血給食マニアの甘利田教師を演じています。

神野という中学生が、ソフト麺をちぎって鯨肉やこんにゃくをのせ、ねぎをトッピングしてオーロラソースをかけ、カナッペ風にして食べるやり方に先生は過剰な反応を見せます。まるで漫画「おいしんぼ」みたい。

その神野くんが1年生ながら給食改革をかかげ生徒会長に立候補しますが、翌年の4月には給食廃止でお弁当持参になってしまうことを担任から聞かされ、立候補演説の代わりに全校生徒の前で「教育委員会の決定事項・給食廃止」を発表してしまいます。

放送室から神野くんが呼びかける

「みんなと一緒に同じ給食を食べるから、僕は給食が好きなんだ」ジーンときます。

 

瓶入りの牛乳懐かしい(笑)。途中から紙パックの牛乳になりましたけど、瓶でしたね~。学校の給食が楽しみで通学というわけではなかったので懐かしいメニューは何?と聞かれても何も浮かんでこないのですが、苦手だった給食はすぐに言えますね。ビーフンソテーが嫌いでした。冷めていてベーコンの代わりに豚肉で、白脂が入ってたりするともうお手上げで。

私たちの頃は給食当番というのが班ごとにあって白いかっぽう着や三角巾をつけて給食室へ取りに行き、クラスで盛り付けて配るやり方でしたよ。

映画で「鯨肉の竜田揚げオーロラソースがけ」が出てくるんですけど、そうそう。鯨のメニュー多かった。今は食べれなくなりましたけど、育ち盛りを支えてくれたのは鯨や豚肉でしたね。Z世代の人が読んだらどう思うのかな。捕鯨禁止じゃん。て、バッサリなのかも。

ご当地給食メニューも特にこれといって思い出せないのですが、3月は菱餅や桜餅、5月はちまきや柏餅が、クリスマスには照り焼きチキンとか給食に出てくると嬉しかった……そんな記憶が甦りました。

 

 

劇場版『おいしい給食 Final Battle』  2020年 1時間41分

監督 綾部真弥      脚本 永森裕二綾部真弥

 

キャスト

市原隼人  武田玲奈  砂糖大志  いとうまい子  酒向芳  豊崎

辻本達規(BOYS AND MEN)  錦織聡 一木花漣  神実穂  直江喜一

水野勝(BOYS AND MEN)

 

 

※イラストはAdobe のフリー素材です。

お題「懐かしい給食/ご当地給食メニューについて語ってくれ」