nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

さくらねこ物語

ご存知ですか? さくらねこの日

今日はさくらねこの日(3月22日 記念日)です。

兵庫県芦屋市に事務局を置き、動物の適正な飼育法の指導・動物愛護思想の普及などを行う公益財団法人どうぶつ基金が制定。

日付は桜の季節の3月と猫の鳴き声を掛けた「さくら(3)ねこ=にゃんにゃん(22)」と読む語呂合わせから。「さくらねこ」とは、不妊手術済みの印に猫の耳先をさくらの花びらの形に少し切った「さくら耳」を持つ猫のこと。そのための「TNR活動」(トラップ=捕獲・ニューター=不妊手術をしてさくら耳に・リターン=元の場所に戻す)とともに、多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は2019年(平成31年)に一般社団法人日本記念日協会により認定・登録された。

 

日本では年間3万匹以上の猫が行政により殺処分されている。殺処分される猫の多くが生後間もない子猫で、どうぶつ基金では「産まれてスグに殺される」という悲劇をなくし、殺処分ゼロを実現するため、これまで全国で8万匹以上の猫に無料で不妊手術を行ってきた。この記念日は一代限りとなった命を健気に生きる「さくらねこ」を、一人でも多くの人に知ってもらうための日である。

     

ノネコ(野猫)と野良猫の定義

【ノネコ】は飼い主がいなく、集落を離れ野山などで生息し餌は自分でネズミやウサギなどの小動物を捕食している猫のことです。非常に警戒心が強く、人にはなつきにくい特徴があります。 野良猫は、ノネコと同じように飼い主はいませんが、餌は人からもらっている猫のことです。屋外で餌を定期的にもらいボランティアがお世話をしている猫は地域猫とよばれ、避妊・去勢手術が済んださくら耳カットの猫たちです。

ただ地域猫でも手術は済んでいるけれど、耳をカットしていない猫もいます。私は普通の動物病院で通常料金を自費で負担して手術した猫には目印のさくら耳カットはしていません。外での生活が長く、半野生化しているとケージを嫌がり、トレーニングしても飼い猫には不向きな猫もいるのです。

いま住んでいる地域の動物保護団体に手術費用が安くならないか相談の電話を入れたら「〇〇の日に連れてきてください」と言われ、仕事をキャンセルして野良猫が産んだ仔猫を連れて行きました。つい1年前のことです。「ウイルス検査はどうですか?ワクチンの接種もできますよ」とすすめられました。私は野良猫にもワクチンが必要なの?と心の中で疑問に思いました。

例えば普通の動物病院ならメス猫の避妊手術は¥30000、血液検査¥5000、初診料や便検査、ノミ取り処理で¥40000くらいになります。

更にワクチンを接種すればプラス¥5~7000の費用がかかるんです。

どうぶつ基金の無料チケットは使えなくても提携している避妊手術専門の病院なら、負担する手術費用は¥10000~¥13000くらいで済みます。

越冬が厳しい自然環境のため、里親を探してあげたいと考えておりましたので、すすめられるまま、ウイルス検査もお願いしました。町の動物病院の半分くらいの医療費で手術と検査をしていただきました。

動物保護ボランティア団体のメンバーであれば医療費などの自己負担はほとんど0だと伺いましたが、私はそういう団体に所属していませんし、私の住んでいるエリアでは自分の飼い猫でなくとも保護した人が医療費のすべてを負担するよう、ボランティア団体さんから誘導されます。そういう団体が活動している地域なの。💦

なんとなくね、キャンプ場のオーナーさんが「捕獲器に入った猫はひと山超えたところへ連れて行ってそこに捨ててくる。」ノネコにする、といった意味が少し理解できるようになりました。💦田舎は捨てられる猫の数が多いのです。

 

TNR活動が全国的に広まり、どうぶつ基金の無料チケットというものを耳にするようになったのは、ここ数年のこと。ようするに誰かが寄付したお金が野良さんたちの手術代に使われるということです。

 

「保健所に連れて行かれる寸前の、幸薄い動物たちを目にするとたまらなくなってしまう」とおっしゃったのがどうぶつ基金の創設者・富岡操さんです。

 

公益財団法人どうぶつ基金の創設者・富岡さん明治38年8月22日生~平成13年5月7日没(1905~2001) は戦後間もない1948年ごろから横浜市の自宅で、飼い主に見捨てられた犬や猫の駆け込み寺をはじめたそうです。昭和63年6月21日(1988年)83歳の時に財団法人横浜動物福祉協会(どうぶつ基金の前身)を設立されました。

 

平成10年(1998年) 名称を財団法人富岡操動物愛護基金に変更

平成17年(2005年) TNR無料不妊手術を開始

平成18年(2006年) 代表に佐上邦久就任  TNR無料不妊手術1000匹

平成20年(2008年) 猫無料不妊手術3000匹達成(平成18,19,20年度合計)

平成22年(2010年) 内閣総理大臣より公益財団法人承認・事務所を兵庫県芦屋市に移転

平成30年(2018年) さくら猫無料不妊手術累計80000匹達成

 

リンク:どうぶつ基金