nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

どうする?猫捨山のベニシア猫さん❶

お庭の桜が咲きました。晴れているのに山が霞んで見えるのは黄砂のせい?せっかく綺麗に咲いてくれたのに私の心は花曇り。

        

今日はまず、ひと山超えた(いや、ふた山かな?)一人暮らしをされている男性の「多頭飼い崩壊」のお話からしたいと思います。私が今住んでいる所は何年か前に市町村統合で村から市になった田舎です。一応ライフラインは通っていますが、周辺に民家はありません。近くにキャンプ場があり、そこに毎年のように猫が捨てられるのです。昨年の10月に牛乳を配達する女性からこんな話を聞きました。

「ベニシア猫さんの家、外飼いの猫いるでしょ。お外で餌をあげてる猫ちゃんたち。あれ実は○○町の人が毎年捨てにきてる猫だと思いますよ」

「ええっ?本当ですか。噓でしょう?」

白黒のハチワレ、三毛猫、キジトラも雑種なんだからどこにでもいるでしょ。その話を聞いたときはまさかという感じで話半分で受け止めていたのです。今年の2月に譲渡会へ出す準備で仔猫3匹の避妊手術をしたときに、○○町の一人暮らしをされている60代男性宅の猫のニュースを再キャッチ。なんと去勢手術や避妊手術をしていないため31 匹の猫がいて猫救済のため某動物保護ボランティア団体が踏み込んだという、とんでもないニュースでした。それも近親交配のため片目が飛び出している猫とか衰弱して歩けない猫がいたそうです。写真を見て「ああ・・・うちで世話をしてる猫たちみんな血が繋がってるんだわ。雑種とはいえ模様や色の出方がまったく一緒だ・・・。」

この事実を知っただけでもかなりの衝撃だったのですが、キャンプ場のオーナーに「捨てられた猫をよく見かけるけど、どうされていますか」と尋ねると捕獲機(キツネやイタチを捕獲する罠箱というものがあるのだそうです)で捕まえて

「ひと山超えたところに連れて行っておいてくる」

おいてくる?放してあげる?それって捨てられた猫をまた捨ててくるってことですよね?やってることは同じじゃないですか。あいた口が塞がらない。お答えに返す言葉もなかったです。このオーナーさん、観光協会の会長なんですよ。モラルのかけらもないのかっ!この村の住民の意識というか、ものの考え方というか私には到底理解できませんでした。ぐだぐだとあれこれ悩まず暮らすにはどうすべきか?

3匹の仔猫の里親が見つかって一安心した矢先、まだ日も浅いのにお庭の桜を見ようと外へ出たら猫が・・・白サバの猫が!見かけない猫がいる、新顔の猫がうちの敷地内にいたんです。また 捨て猫が。どうしよう・・・

<その➋へ続く>

※ これは私が田舎暮らしで体験した事実と感想を述べているものであり、個人を攻撃する発言ではありません。

 

 

お題「もっと早くやっておけばよかったと思う事」