nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

時を刻む押し入れの宝物

今週のお題「捨てたい物」

「手放したいのに、思い出が詰まっていたり、方法が分からなかったりで、捨てられない物」

けっこうありますよね?

手放したくないのに捨ててしまった白いフィギアスケート靴。足のサイズが合わなくなって置いといても仕方ないからと。乗鞍岳登山道でソールがベロンと剥がれて、靴紐をぐるぐるまいて歩いたトレッキングシューズ。北アルプスだけでなくスイスやカナダへも持って行った、今はカビだらけのハイカット登山靴。不燃ごみに出したあとで押し寄せる後悔。

下駄箱の半分を独占していた登山靴やトレッキングシューズ、ハイキングシューズ、テニスシューズたち。

人形寺へ納めようと思いつつ、持って行けずに押し入れで眠っている色褪せたオルゴール人形。

楽しくて仕方がなかったポイントカードで集めた食器類のミスドコレクション。

本体は壊れてすでにないのにね、大量のフラットピック。

今はほとんど使わなくなったミシンの錆びたミシン針や裁縫箱の折れた針。針供養の日にと思いながらカンカンにいれたまま。

初めて買った猫のケージと陶器のエサ入れ。エリマキトカゲエリザベスカラー

こんなにもいろいろなことに夢中になっていた時期があったのかと。

押し入れの段ボール箱を開けると、まるで古いアルバムをめくっているかのよう。

整理するために開けるのに、しばし懐かしさに思いを馳せては、また押し入れに戻してしまうのだ。💦他人が見たらただのゴミにしか見えないものばかり。

だめだなぁ。

これでは到底ミニマリストになんてなれそうもない。

 

そんな日は自宅でアフタヌーンティー黒柳徹子さんのオリジナルレシピでココアのビスケットケーキを作ってみました。しっとりして美味しい💖

 

 

ごめん、ごめん。引っ越した時のままの段ボールの中から出てきた写真立て。初めて飼った猫は瞳がくりくりでぬいぐるみのようだった。忘れていないよ。この写真は捨てられないから私が死んだら一緒に燃やしてもらおうと思っているの。

 

 

 

針供養

2月8日または12月8日は「事八日(ことようか)」といって、この日のどちらかまたは両方の日に、使えなくなった古い針や折れた針を、豆腐やこんにゃく、お餅などに刺して、供養します。一般的に東北地方や関東地方などでは2月8日に、関西地方や九州地方などでは12月8日に行われることが多い。   いい葬儀より

北陸地方日本海沿岸では、12月8日には「八日吹き」といって天候が荒れて、針千本(魚の一種ハリセンボン)が強い風に吹かれてたくさん海からあがってくるという言い伝えもあるんですって。

 

こんなのもあった「靴供養

東京・南千住にある神社では、年2回靴のお祭りが開かれ、そこで古くなった靴を供養する「靴供養」が行われていたり、東京・谷中の寺院では、大切に履いていた靴をごみと一緒に捨てるのはしのびないという方のために、靴供養を行っているそうです。さすがは履き倒れのまち、東京らしい。

そう思っていたら、なんと大阪にもあった「靴供養」!

豊中の服部天神。5月2、3日が「くつ祭り」で10月の5、6日は「足祭り」。8月には足の守護祈願祭もあるようですが、8月は仕事が忙しいので行けそうになくて残念。

外反母趾でお悩みの方、骨を削るのは抵抗があるけど藁をもつかみたいという思いの方、行ってみてはどうかしら。外反母趾の痛みが消えるとは思えないけれど、心は少し軽くなりそうだから。

 

 



 

※冒頭の1枚はダンデ(dandelion-hill)さんのフラクタルアートから頂きました。