nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

理想の住まいを求める旅

今週のお題「家を売る」

人は一生のうち、何度家を建てれるだろうか。

家は3回建てないと理想の家にはならないと言われている。

 

1回目に建てた家は結婚と同時だった。

新婚旅行をどこにするかよりも家の間取りや外観をどうするかで1級建築士の方と相談している時間のほうが楽しかった。

まず、大手ハウスメーカー建築士の方が考えたおすすめのプラン(間取りの図面)が提案された。図面を見た主人はよく考えられた、なかなかの出来だと言った。私はそれに「ここはこうしてほしい」といくつか変更箇所を希望したため、当初の間取りよりかなり複雑な形となり、1階と2階にそれぞれ和室。ガレージは2台分、トイレ2、4部屋+LDK。外観の屋根の形を見た主人がこれは面白い!と満足気。

床やドアの色、壁紙、カーテン選びには気の遠くなるような時間を費やした。

何故かというと、主人と私の好みが違い過ぎてカタログ選びが決まらない。通常どこの家も特に内装関係は奥様の趣味が色濃く反映されるのに。

室内ドアは全体的に重厚感のあるダークブラウン系に統一されたが二階の南側の部屋のデザインだけは私の自由にしてよいと言われ、ドアはガラス張りの白枠で壁は花をモチーフにしたパステル調のメルヘンチックな猫の部屋が出来上がった。子供部屋ではなく、猫専用の部屋だ。

建築士や営業担当の方から「奥さんは関東の人の感覚ですね」と言われてしまう。

将来的に手放す(中古で売る)ことを考えたら奇抜なデザインや間取りは敬遠されるのでというアドバイスだったのだ。

数週間後、👇実際に出来上がる家のミニチュアハウスがプレゼントされた。

当時飼っていた猫は長毛種のヒマラヤン1匹。

海外旅行で家を留守にするときもペットホテルには預けずに、自由行動のきく住み慣れたお部屋で自動給水器と自動餌やり器、猫砂トイレを3つ、4つと用意してお出かけした。

腎臓が弱く、長生きできないだろうと言われていた猫だったが13年生きた。その愛猫をその新築の家で看取った。

 

1回目に建てた家は和洋折衷で10年住んだ。家を手放すときにはクロスを張り替え、玄関に生け花を飾り、購入予定の見学者を受け入れた。生活をしているため押し入れやクローゼットの中を見られるのには抵抗があったが、2組目の見学で訪れた7人家族に無事決まった。照明器具やエアコン、カーテンはそのまま残してほしいといわれ置いてきた。ゴールドクレストの垣根の庭で野菜を作った。その採れたて野菜でバーベキューを楽しんだ。たくさんの思い出が詰まった記念すべき1回目の注文建築のミニチュアハウスは今もクリアケースの中で色褪せることはない。

 

2回目に家を建てるときは相手が1級建築士であろうと可能な限り自分の意見を通したものにしたいと思っていた。

吹き抜け、ロフト、キャットウォーク、暖炉、1回目の建築で諦めたものすべてを盛り込んで間取りの図面を私が描いた。

それでも住んでみると、こだわって建てたはずの家が住み心地100%とは言えないことに気付く。

やはり3回建てないと理想の家にはならないのだろうか。

 

 

 

 

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