nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

ながまれ、五稜郭~ローマへの道

道南いさりび鉄道の旅 1 ー #北海道#

美瑛の丘や小樽の煉瓦倉庫が特にお気に入りで北海道へは何度も足を運びました。日本百名山のうちの5座(羅臼岳斜里岳雌阿寒岳大雪山十勝岳)を登りに訪れたこともあるのです。意外でしょう?20代のころにハイヒールばかり履いていたツケがまわって今は外反母趾が痛むので登山は断念してブームの鉄印の旅をのんびりと密かに楽しんでいます。  

   

道南いさりび鉄道は北海道における唯一の第三セクターです。沿線に見られるイカ釣りの漁火が由来で名付けられたそうですよ。木古内駅(きこないえき)から函館の五稜郭駅まで。2022年からは車両に「ながまれ」のロゴが入ったデザインで運行しているのだとか。「ながまれ」は道南地方の方言で「ゆっくりして」「のんびりして」という意味で使われる言葉で「ながまれやー」と言ったら「ゆっくりしてってや」という感じでしょうか。天井の扇風機が昭和レトロな雰囲気を漂わせてせてくれます。   

   

函館始発のJRで五稜郭駅まで乗車し、いさりび鉄道の乗車券を購入して鉄印をいただきました。今回の旅の目的は①鉄印をもらうことでしたので先ずはクリア。そのあと渡島当別駅釜谷駅区間で②海をバックに電車の写真を撮影すること。お目当ては「ながまれ」のロゴ入りです。2時間に1度のチャンスしかないのにお望みの列車カラー1793号ではなくてガッカリ。白の1815号と1796号だったと思います。電車で居合わせた京都から来られた鉄道関係者の方が、いさりび鉄道廃線の危機を語っておられました。   

   

               ★★★★★

   

           渡島当別駅無人駅)内のステンドグラス

トラピスト修道院を訪ねました。カトリック系の厳律シトー会(トラピスト)の修道院で女人禁制です。日本にはこれに属する男子修道院が2つ、女子修道院が5つあるわけですが、こちらのみ事前予約で男子の見学が可能だそうです。

   

            奥に見えるのがトラピスト修道院

見学は曜日も決まっていて、外観だけでも見たいという主人の希望で行って参りました。牧草地の中にポプラや杉の並木道が現れます。この並木道は別名『ローマへの道』といい、約800m進むと修道院が見えてくるのです。左へ向かうと『ルルドへの道』で片道30分ほど歩くと洞窟があります。ルルドの奇跡とか、ルルドの泉とか、よく耳にしますよね。ルルドはフランスとスペインの国境近くの街で聖母マリアが初めて出現した聖地です。

   

                 ルルドへの道

最寄り駅の渡島当別駅から25分くらい歩くとトラピスト修道院売店(駐車場横で便利)があり、大半の観光客はこちらの売店でお土産を買い修道院製のソフトクリームを食べることで「トラピスト行ってきたわよ」となるのでしょう。このソフトクリームにはスプーンの代わりにトラピストクッキーがついているのが特徴です。

   

      駅で地元の方々からすすめられたトラピストソフト

   

              ローマへの道

 

※遅めのGW休暇後半は北への旅。3年ぶりのお泊り。スマホで記事をUPしようとしましたが、うまくできなかったので帰宅してからになりました。続編はまたすぐに…