nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

伊太祁曽神社の十二支と木くぐり

       

「伊太祁曽駅」(いたきそえき)から歩いてすぐの伊太祁曽神社をお参りしました。参道にはちょうど紫陽花が咲いていて綺麗でしたよ。境内の中には「わくぐり」のご神木と木彫りの十二支が展示されています。あとは、「お猿石」。なでると賢くなる?      

       

伊太祁曽(いたきそ)神社の旧称は三東宮で、主祭神五十猛命(いたけるのみこと)です。

別名大屋毘古神ともいうそうです。佐脇殿は大屋比賣命(おおやつひめのみこと)、右脇殿に都麻津比賣命(つまつひめのみこと)、3柱はいずれもスサノオの子で木の神として信仰される神です。

         

卯杖祭(うづえさい)は古くは宮中でも行われていた祭祀です。卯杖という棒で土中の邪気を祓ったのだそうです。1月15日に参拝者にふるまわれる小豆粥をいただくと一年間無病息災で過ごせるのだそうです。

木祭りは木々の恩恵に感謝するお祭りで毎年4月の第一日曜日に行われます。昔は家も船も生活必需品すべてが木で作られていたので、この日は全国から木工関係、林業に携わる人たちが沢山参拝に訪れるそうです。職人さんによるチェンソーアートの作品も奉納されるのでタイミングが合えば見てみたいです。

茅輪祭(わくぐり)は、半年に一度行われる祭事。6月は「水無月祓い」と呼ばれる祭事で茅(ちがや)で編んだ輪をくぐると罪や穢れが祓われるといわれているそうです。

         

 

お話は前後しましたが「伊太祁曽駅」(いたきそえき)では“よんたま”の駅長見習いさんが迎えてくれました。

和歌山電鐡貴志川線貴志駅は猫の駅長さんがいる駅として有名になり、世界中から観光客が訪れ、赤字路線で廃線の危機にあった貴志川線がアイドル猫の出現で乗り越え、40%の増収にまで持ち上げたローカル線サクセスストーリーの駅です。よそのブログでは一部のブロガーが駅舎などを否定する書き込みを載せているものもあり残念に思いました。

はてなブロガーのみなさん、「奇を衒う」という言葉の意味をご存知でしょうか。意味は「気を引くために奇妙で風変わりなことをする」ということなのですけどね。過疎化を食い止める手段として他にはないもの、他所とは違うことをしてはいけませんか?私は応援したいです。今回「たま電車ミュージアム号」に乗りに行ってよかったです。 

           

<よんたまさんプロフィール>

2016年4月17日生まれ  ♀

伊太祁曽駅駅長  生い立ちや着任の経緯は他の方ブログやHPでたくさん紹介されていますので省略します。

 

<駐車場>

駐車場は伊太祁曽駅近くで、伊太祁曽神社の白いのぼりが目印。ローソンのお隣にあります。精算機のあるところが入り口で、前払い(1日200円)です。レシートを車のフロントガラスから見えるところに置くように但し書きがされています。貴志駅前には駐車場がないため、ここに車をおいて伊太祁曽駅から貴志駅まで往復しました。戻ったら大型観光バスが4台も停まっていてビックリ。Σ(゚Д゚)

 

伊太祁曽神社

所在地 和歌山県和歌山市伊太祁曽558

公式HP  伊太祁曽神社 ~木の神・いのち神・厄除けの神~