nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

已己巳巳(いこみき)

むむむ…

已己巳巳(いこみき)とはお互いに似ているものを例えていう、日本で作られた四字熟語ですが、それぞれの漢字の違いわかりますか?

4つの漢字の字形が似ていることから「いこみき」と読みます。

類義語として「瓜二つ」や「大同小異」があります。

少しだけ違うけど ほぼ一緒。ほぼ同じという意味です。

 

ー4つの漢字の解説ー

「已(い)」の意味は、止む、やめる
「己(こ・き)」は、おのれ、自分
「巳(み)」は、十二支の6番目で、それぞれの字を合わせても意味はなく、字形が     似ていること以外に特別な由来はない
「巳」は「し」とも読むことから、已己巳己を「いこしき」と読んだ例も見られる

 
まるで主人と私みたいで。外見は違うけど、趣味やものの考え方はよく似ているような気がします。
いや…趣味は合わせていた部分も否めませんが。登山やキャンプ以外は共通する部分が多いというか怖いくらいほぼ一緒(笑)
 

さて本日のお題は新婚旅行の思い出です。新婚旅行はカナダでした。ツアーではなくて、小さな旅行会社で飛行機や宿を手配して現地でレンタカーを借り、食事も行き当たりばったりでお店を探すというアドベンチャー的な旅行です。まず、初日は片側4車線?の道路をうっかり逆走してしまい、右と左逆だった!!正面からこちらへ向かって車が一斉に近づいてくる光景に慌てふためいたことを今でも鮮明に憶えています。
旅程9日間のうちの2日間は飛行機、あとの3日間はホテル泊、残りの4日間はカナダのキャンプ場を転々と移動しながら観光するというサバイバル感満載でして。これがキャンプの日に限って雨で、傘をさしながら井戸水を汲んで(井戸があって感動した!)自炊したりと、のっけから私にはハードルの高い旅行でした。これがドラマなら新婦は途中でひとり帰国してますよ。
はじめてテントで寝たときは、「お願いだから車で寝させて」と懇願したほど。ミノムシみたいなシュラフにすっぽり身を包み、地面の硬さを感じながらいつのまにか眠りにつく。スーパーマーケットで「ミネくださーい!!」と叫び手渡されたスパークリング。炭酸でレトルトカレーを作った、ゆで卵を茹でた、コーヒーを沸かした(笑)
カナダの公衆トイレの洗面ボールの大きさとコンセントが付いていること(今思うと自然国立公園だったかもしれないです)に感嘆し、神社の鳥居のマークに似た道路標識を見つけては、テーブルとイスのセットがあることに感激し、氷河の上を歩いて飛び跳ねて喜んだ。。。
シュラフやテント、登山靴、調理器具をスーツケースパンパンに詰め込んで新婚旅行へ出かける夫婦なんて そういませんよね?
 
 
私は若い頃は背伸びばかりしていたように思います。今は「安分守己」。
身の程をわきまえて自分の状態を維持することに努めたい、あくまでも「私イズム」で。そう思えるようになりました。
…もはや夫婦というよりも〝知己朋友〟ですね。
 

 

 

お題「思い出の場所」