「来年の話をすると鬼が笑う」といいますが、今日のお話は来年の3月22日にHIMARIちゃんのチャリティーコンサートがサラマンカホールで開催されるにあたり、チケット購入のためだけに朝一でサラマンカホールへ行ってきた……というお話です。
HIMARIちゃんは2011年生まれの12歳の女の子で、ヴァイオリニストの吉田恭子さんのお嬢さん。3歳からヴァイオリンを始めたそうです。本名は「吉村妃鞠」ちゃん。
10歳までに日本・欧州などの42のコンクールで1位・グランプリを獲った経歴の持ち主です。そのHIMARIちゃんの3月に行われるチャリティーコンサートのチケットは12月20日、朝 9:00 窓口販売、しかも現金のみ。(今どき窓口で現金?!)
このコンサートのチケット販売の方法については腑に落ちないところがあり、クレームが殺到するだろうと思っておりましたが案の定です。下のポスターをご覧ください。
チケットの販売は12月20日、朝 9:00 ~窓口店頭のみ
チケットの取り扱いはサラマンカホールチケットセンター
公式ホームページにもこの情報だけですから、現地へ足を運ばなければ入手できない、オンラインやコンビニ、ぴあ等では取り扱っていない。チケットは全席すべてサラマンカホールチケットセンターでの購入のみ、と大勢の人が解釈してしまうような誤解を与えてしまってもおかしくない表示です。
でも現地へ行ってみると大きな落とし穴がありました。サラマンカホールでの販売は100席のみ。対応するスタッフは「こちらが預かっているチケットは100枚のみですので、あとは知りません。主催する“ソロプチミスト岐阜・長良”へ電話でお問い合わせください」蚊の鳴くような声でボソボソと説明。逃げ腰で誠意が感じられません。
ちょっと詐欺に近いような販売方法でビックリ。購入できない人が続出。
それなら窓口販売は100席のみと明記すべきでしょう。(こちらのホールは700席ですので7分の1が窓口販売だったようです。謎だらけの残りのチケットはどうなったの?)
(※チャリティーコンサートのポスター画像は公式サイトよりお借りしました)
サラマンカホールは、世界遺産に登録されているスペインのカスティーリャ・イ・レオン州サラマンカ県の県都サラマンカで岐阜県と交流がありその名が付けられました。
ホール正面の、3体の石造レリーフはビジャマジョール石を現地から運んで造られたものだそうです。1995年4月に完成したパイプオルガンはサラマンカ新大聖堂の複製だそうで、愛知県春日井市出身で東京芸大器楽科を出られたオルガンビルダー辻宏さんが手掛けました。明日12月22日は冬至ですが辻宏さんの命日でもあります。
★サラマンカホールパイプオルガンの概要と構造については下記の外部リンクへ
https://salamanca.gifu-fureai.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/organ_info.pdf
ああ、大阪にあるシンフォニーホール、最後に行ったのはいつだったろう……?
◇◇◇こぼれ話◇◇◇
主催者の「国際ソロプチミスト岐阜ー長良」ホームページへアクセスするとすでにサイトは削除されたのか、または一時的に非公開としているのか
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チケット問い合わせ先になっているB-DOOコミュニケーションズ株式会社へ何度電話しても繋がりません。一方的に切断されます。このB-DOOコミュニケーションズは公共施設や民間施設において施設予約管理、受付代行、建物維持管理、会館自主企画事業を行う会社ということなのですが、チラシの制作もこの会社が携わったのだとすれば、やはり田舎の会社だけあって対応が杜撰すぎます。
グレーゾーン全開のコンサートに疲弊してしまいました。(チケット代よりも高速代のほうが高かったので開いた口が塞がりません💦)正直者がばかをみるってこーゆーコト?ほんまに鬼が笑っていそうですわ……。