nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

手打ち蕎麦「雨を冒して韮を剪る」

はてなスマホ写真部 12月のお題  お題「〇〇収めを撮ってみました」

 

「雨を冒して韮を斬きる」手打ち蕎麦をふるまって感謝を伝える

昨日は冬至でしたね。みなさん柚子湯に入ったり、うどんすきや南瓜を召し上がられたのではないでしょうか。

修理を依頼していた業者さんが約束の時間になっても現れないので、この大雪の影響では仕方ないかなと思っておりましたら、除雪の済んでいない駐車場から一気に階段を駆け上ったようで、その人は雪まみれで玄関の前に立っていました。

田舎ですので

「あー、今日は吹雪いているから行くのは~ちょっと。また今度電話します」

なんてことがよくあります。移住した当時は、時間にルーズだったり、依頼しても「ついでのときに寄りますから」と言われ予定がたたず困ったものでした。

まあ、山奥の一軒家なので仕方ないのですけどね。修理は年明けになるのかもと覚悟しておりました。

田舎暮らしを良く解釈すれば時間がゆっくりと流れていて、のんびりと生活してるってことなのです。

 

こんな悪天候の中を来てくださったので御礼に手打ち蕎麦をふるまうことにしました。

大きな鍋でお湯を沸かしている間に手際よく準備をし、二八蕎麦を打ちました。お寺の体験型そば道場で雲水蕎麦を習っただけですので、ほぼ我流。今はネット検索するとユーチューブで手打ち蕎麦のノウハウを簡単に習得できますのでホント便利ですよね。

手打ち蕎麦は真冬は打たないので今年最後の「手打ち蕎麦収め」です。

なんとかスマホ写真部のお題もこれでクリアできそう。(新入部員のあさはかな考え)

 

信州産のそば粉をブレンドします。  お水を混ぜてポロポロ➡菊練り➡お団子状に。

 

広げてうすーく伸ばしていきます。   たたんで5mmくらいにカット

 

一束150gくらいに分けて出来上がり。   おろし蕎麦作りました。

 



「雨を冒して韮を斬剪る」という故事があります。夜遅く訪ねてきた人に雨の中、韮をきってもてなす、来客をねぎらったという意味です。

大荒れの雪の中を約束通り来てくれた職人さんに手打ち蕎麦を打ち、感謝の気持ちを伝えました。今年最後の蕎麦打ち。「手打ち蕎麦収め」でした。

 

後漢の郭林宗(かくりんそう)のところに、ある夜激しい雨の中を友人が訪ねて来た。林宗は喜んで、雨の中を冒して韮を切り、饅頭を作って歓待したという故事より。