はじめまして。ボクの名前はHACCI(ハッチ)。みなしごハッチ、ハチワレ猫の八、
末広がりの八からとって今ボクを世話してくれているマミーがつけてくれたんだ。
その1
2018年、極寒の大雪の降る日に捨てられたボクは徘徊し、さまよってやっと1軒の
建物に灯りがついているのをみつけたんだ。
そこにたどり着いたときはもう空腹と低体温症でフラフラだった。
だってその年はマイナス20℃の日が1週間も続いたんだよ。
その建物のまわりや玄関の前に行っては、「寒いよ~。お腹がすいたよ~」と
啼いたけど、もう声になってなかったみたい。
ボクもこの雪に埋もれてほかの猫のように死んでいくんだな…と覚悟を決めた日。
この建物の車の下で4日くらい過ごした。雪の上の足跡に気づいたパピーが
マミーと一緒に段ボールとピーナツを持って建物からでてきた。
ふたりがそれを置いて家の中に消えたのを確認し、ガスボンベの後ろからおそるおそる
這い出して、ピーナツを食べた。何日ぶりだろう。10日ぶりかな。
それから1時間くらいしてパピーが「おおお!ピーナツが無くなってる!」と叫んで
今度は他の食べ物(すき焼きとか竹輪とか)とお水を用意してくれたんだ。
ボクはその時はまだ生後半年くらいだったからなんでも食べたよ!
今はもう、ピーナツとか糸コンなんて返品だけどね(笑)
そしてマミーが大きな段ボールに毛布を詰めてボクのためにベッドを作ってくれた。
ガレージの奥で段ボールとブルーシートで囲いをして北風や雪を凌いでくれたんだ。
翌日にはホームセンターで買ってきた犬小屋を改造して猫ハウスができた。
マミーが朝と夕方に湯たんぽを入れにきてくれる毎日。
ウイルス検査をし、ノミダニ駆除、駆虫剤投与を受けてボクはこの土地で生活すること
になったのさ。ボクは野山を走り回るのが好きだから冬になるとマミーの負担が大きく
なるけど外の生活をそれなりに楽しんでいるよ。
ブログ初投稿はHACCIのつぶやきでした。最後まで読んでくれた人ありがとう。