nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

“ふくまる”のように*幸せになるための出会い

昨日、車で移動中に iPad を見ていたら gooランキングで『おじさまと猫』という猫漫画を見つけました。

桜井海さんの猫漫画『おじさまと猫』最新刊表紙:Amazonより

読者の投票でランキング第3位になったそうです。どんな漫画かというと桜井海さんの

ペットショップで売れ残り、誰からも見向きをされてこなかったブサイクな猫「ふくまる」と、そんなふくまるの姿に心を引かれて引き取った孤独な男性との心温まる日常を描いたハートフルストーリー『おじさまと猫』。

2021年に草刈正雄さん主演でドラマ化もされているのですね!

昨年2023年11月には単行本最新刊となる12巻が発売されている作品でした。無料で試し読みができたので少しだけですが iPad で閲覧すると……。すぐに目がうるうるに。

無料で閲覧できるページは猫の視点で描かれていて、ペットショップへやってくるお客さんは「わあ。かわいい!この子にしよう」と言って生後3カ月くらいの仔猫たちが選ばれ、次々と売れていくんですよね。

それで、お客さんからは見向きもされず、値段も下げられ、不細工で売れ残りの成猫は

「おお、どーせ そうだろうよ。ずっとここに居座ってやる」と不貞腐れペットショップを永住の地と決め、里親(新しい飼い主)をあきらめかけていたところに、とっても素敵なおじさまが目の前に現れて

「この猫ください」と、まさかのご指名を受けるのです。

猫は「えっ?!うそだろ。お前変わってるな。仔猫じゃなくていいのかよ?」

「私が欲しくなったのです」素敵なおじさまが言いました。

そしてその不細工な猫は“ふくまる”という名前をつけてもらいます。

目がうるうるになった辺りで「ハイ。お話の続きはコミック本を買って読んでくださいね」というコメントが……。これは誰かに愛されたかった猫とおじさまの、心が温かくなる感動の物語です。

 

この1週間リアル生活では保護猫の里親探しで様々な経験をしました。先週の譲渡会では、2匹目を探しに来ていた男の子連れの主婦の方が「うちの先住猫と相性が悪ければすぐにお返ししないといけなくなるから。遠くから来られているんじゃ、申し訳ない。返しにくくなる」そんなことをおっしゃった。正直1週間のトライアルで打ち解けて懐いてくれる猫なんてそう簡単にいるわけじゃないです。ましてや先住猫がいる場合は。

 

そのあと「是非うちでお迎えしたいです!」というハイテンションな40代の奥様が名乗り出てくれたので、譲渡条件のひとつは大家族(4人家族以上)が希望でしたが、母一人娘一人のご家族でお話を進めようとしていたところ、里親詐欺に遭ってしまいました。詐欺の詳細については日を改めて。いつかブログに書ける日がきた時にお話ししたいと思います。

 

結局、「ほかに里親が決まらなければ私に譲ってください」と1番に申し出てくださっていたご商売をされているご家族にお渡しすることに決めました。必ずしも私の譲渡条件を満たしていたわけではなく迷って迷って、迷った末の決断ですが、明日1匹お届けに行ってきます。後押ししてくれたのは相互読者登録をしてくださっている茶トラっTさんのブログであり、複数匹の猫を飼われ、お世話しているみなさんのブログです。

 

『おじさまと猫』の“ふくまる”のように幸せになってほしいです。

今はただ それだけが願いです。