nekonoongaeshi’s diary

鉄印の旅と植物と保護猫と。田舎暮らしの日々を綴っています

涙が止まらなかった「宿命」

皆さん、夏バテしていませんか。外へ出るのがおっくうなBenicianekomamaです。

8/23、将棋の藤井聡太七冠が王位戦の第5局に勝利し、防衛を果たしました。今月31日から、史上初の八冠制覇に向け王座戦に挑戦します。藤井くんは、中学2年生の時からマークしてたのですが無敵ですね。本当にすごい。がんばれ!

      (詳しくは、ふきんとうさんのブログ 👇)

藤井聡太王位対佐々木大地七段 藤井王位が王位戦第五局を制して八冠に向けて前進 - ふきんとうだより

 

最近のニュースで関西棋院の史上最年少9歳で囲碁のプロ棋士になった小学3年生の藤田怜央初段が話題となりました。囲碁は、私はしないのでわからないのですが。なんだか最近のお子様って生まれた時から英才教育を受けているんでしょうか。驚きを通り越してコワイくらいです…。

 

さて、今日のお話はこちらです。

砂の器」は作家・松本清張の不朽の名作で、過去に様々な方が映画やドラマで演じてこられました。そんな名作だからこそ、どんな風に演じるのだろうかととても楽しみにしていた作品です。

1974年制作の映画では和賀英良(主演・加藤 剛)の父親・本浦千代吉役の加藤 嘉さんの演技が切ないまでの悲壮感と哀愁が漂って、群を抜いて光っていました。

映画のラストには

ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり、現在では完全に回復し、社会復帰が続いている。それを拒むものは、まだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみであり、本浦千代吉のような患者はもうどこにもいない。」という字幕がエンディングで流れました。

 

私の一押しは映画ではないのですが、ドラマ版の「砂の器」です。2004年にTBSで放送されました。このドラマでは父親はハンセン病ではなく、津山事件を基に放火と村人26人を殺害した犯人とし、秀夫が和賀英良と名乗ることになった経緯など時代設定も含めて原作から大幅に変更されたストーリーです。

キャストは主演に元SMAP中居正広さん。和賀英良役の演技とピアノ演奏が素晴らしかったです。ヒロイン成瀬あさみ役(劇団「響」の舞台役者)を演じたのが松雪泰子さん。原作には登場しないドラマ用オリジナルのキャラクターでした。

当時話題になったのは、中居さんがピアノの猛練習をして7~8分の『宿命』を自分で弾けるようになったというエピソードです。努力家なのですね。松雪さんと中居さんの演技、本当に素晴らしかったです。それまで彼のイメージはチャラい印象があったのですが、それが払拭され中居さんを俳優として認めた作品でもあります。

 

泣きたい時には、このドラマで。

 

 

主題歌「やさしいキスをして」ドリカム

ピアノ協奏曲「宿命」 作曲・編曲 千住明

 

 

※ 画像はamazonさんからお借りしたものです。

 

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」